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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005SWT

有価証券報告書抜粋 株式会社 サカタのタネ 業績等の概要 (2015年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2014年6月1日から2015年5月31日まで)における世界経済の状況を見ますと、米国は着実な回復基調が続く一方、欧州経済では原油安を追い風に、景気は緩やかに回復しているものの、混迷が続くギリシャ問題やロシア・ウクライナ情勢など、先行き不透明な状況にあります。新興国経済は、インドでは堅調な景気拡大が見られますが、中国経済では景気の減速が続き、またブラジルではマイナス成長となっております。
わが国経済は、個人消費や設備投資などが増加し、プラス成長が加速するなど緩やかな景気回復が続いております。
当種苗業界は、依然として国内需要は頭打ちの状況が続いておりますが、海外におきましては、新興国を中心に、野菜種子、花種子の需要は拡大を続けております。
このような状況のなか、当社グループにおいては、国内卸売事業は苗木、資材を中心に順調に売上を伸ばしました。海外卸売事業においては野菜種子が好調に推移し、前期比増収となりました。小売事業は、不採算商品の取引削減や、消費税増税による反動減などで、厳しい状況となりました。
当社グループの当連結会計年度における業績は、売上高は567億7百万円(前期比27億85百万円、5.2%増)となりました。営業利益は、野菜種子の売上増加による売上総利益の改善が貢献し、47億79百万円(前期比10億91百万円、29.6%増)となりました。また経常利益は、為替差益が4億79百万円(前期は為替差損が2億69百万円)発生したため、58億8百万円(前期比18億98百万円、48.6%増)となりました。当期純利益につきましては、減損損失が6億92百万円発生したことなどから、38億20百万円(前期比11億39百万円、42.5%増)の増益となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
①国内卸売事業
国内卸売事業は、野菜種子、花種子が伸び悩んだものの、苗木、資材などが順調に売上を伸ばし、前期比増収となりました。野菜種子はトマト、ブロッコリー、キャベツが好調に推移したものの、前期に発生した消費税増税や価格改定に伴う駆け込み需要の反動などで、全体ではわずかに前期比減収となりました。花種子についても消費税増税及び市場縮小の影響を受け、減収となりました。一方、資材は昨年2月の雪害による農業用ハウスの復興需要や、園芸農薬の売上が大きく伸びたことから、前期比増収となりました。苗木につきましても、トマトセル苗やフォーチュンベゴニア苗を中心に順調に売上が伸び、前期比増収となりました。
これらの結果、売上高は、前期比41百万円(同0.3%)増の163億90百万円となり、営業利益は同比17百万円(同0.3%)増の58億31百万円となりました。

②海外卸売事業
それぞれの地域別の状況を見ますと、アジアでは、中国向けのニンジンやトルコギキョウ、インドではカリフラワー、韓国ではハクサイなどが売上を大きく伸ばし、前期比増収となりました。北米では、野菜種子がブロッコリーなどを中心に伸びたことから、前期比増収となりました。欧州では、野菜種子、花種子ともに現地通貨ベースでは前期比増収となりましたが、為替の影響で、円ベースにおきましては前期比減収となりました。南米におきましても、野菜種子が順調に売上を伸ばし、現地通貨ベースでは増収でしたが、円ベースでは前期比減収となりました。
品目別では、野菜種子はブロッコリー、ニンジン、ビート、スイカなどの売上が伸び、前期比大幅な増収となりました。花種子につきましては、為替の影響で欧州、南米では減収となりましたが、中国ではトルコギキョウ、北米ではヒマワリやトルコギキョウなどが好調に推移したことから、前期比増収となりました。
これらの結果、売上高は、前期比34億8百万円(同12.9%)増の298億13百万円となり、営業利益は、同比10億20百万円(同17.0%)増の70億30百万円となりました

③小売事業
ホームセンター向け事業は、野菜・花種子や球根セットなどが販売増となりましたが、不採算商品の取引削減により、売上高は前期比減収となりました。一方、利益面では、業務コストなどの圧縮に取り組んだ結果、前期から大きく改善いたしました。
通信販売事業では、消費税増税による需要の前倒しとそれ以降の消費動向の鈍化の影響を受け、春の園芸シーズンの一般花苗、花木苗、園芸資材などの受注が伸び悩み、前期比減収となりました。
ガーデンセンターでは、上半期は天候不順の影響を受け、営業は苦戦を強いられましたが、シーズン毎のイベントの開催などにより、年間ご来店者数は前年並みに回復いたしました。しかし上半期の落ち込みをカバーするまでには至らず、売上高は前期比微減となりました。
これらの結果、売上高は、前期比6億78百万円(同6.6%)減の96億52百万円となりました。一方、営業損益は、営業費用が減少したことにより24百万円改善し、3億51百万円の損失(前期は3億75百万円の営業損失)となりました。

④その他事業
造園緑花事業は、大型の民間工事が完工となり、前期比増収となりましたが、利益面では工事の原材料コストなどの上昇により、前期比減益となりました。
これらの結果、売上高は、前期比14百万円(同1.7%)増の8億51百万円となりました。一方、営業損失は51百万円増加し、69百万円の損失(前期は18百万円の営業損失)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比14億76百万円増加し、106億39百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は41億36百万円(前期は得られた資金35億52百万円)となりました。これは主に、税引前当期純利益55億4百万円、減価償却費18億72百万円、減損損失6億92百万円、仕入債務の増加による資金の増加3億31百万円、売上債権の増加による資金の減少14億4百万円、たな卸資産の増加による資金の減少21億34百万円、法人税等の支払額13億24百万円などによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって支出した資金は18億44百万円(前期は支出した資金20億18百万円)となりました。これは主に、定期預金の純増による支出3億94百万円、有形固定資産の取得による支出18億61百万円、有形固定資産の売却による収入4億66百万円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって支出した資金は9億45百万円(前期は得られた資金41百万円)となりました。これは主に、配当金の支払額9億1百万円などによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00006] S1005SWT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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